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-マテリアル-

バロックパール

アコヤパールは日本産が最高ランクだとも言われ、
その中でも壱岐は、全国でも有数の真珠の産地です。
kikiricoでは、バロックパールと言われる、
歪みのあるパールにこだわって使用しています。
エシカルな観点から言っても、バロックパールの魅力を引き出し
提案し続ける事は、とても大切な事です。
バロックパールは、ひとつひとつに個性があり、
唯一無二の形をしています。
この個性的な形をひとつひとつ見ていると、それぞれにストーリー性を感じ、
インスピレーションの源となっています。

アワビの殻

壱岐の島の飲食店から出た天然のアワビの殻を集め、
丁寧にくり抜いて頂き使用しています。
壱岐の島では、昔々アワビの殻を軒先きに吊り下げる
おまじないのような風習がありました。
深みのある色合いを見ていると、
そんな風習があった事も頷けます。

貝殻

壱岐の島の白浜から、
島のご夫婦が丁寧に集めた
小さくカラフルな貝殻。
誰かに踏まれてしまう前の、朝の静かな浜辺で、
質の良いものを厳選して集めています。
処理された貝殻は、真似出来ない丁寧な丁寧な仕事です。
(小畑夫妻よりご協力頂いています)

シーグラス

壱岐で一番波の荒い海岸で、
綺麗に丸くなっていったものにこだわって集めています。
少し曇ったシャビーな質感もまた魅力的です。
いつの時代のものなのか、どこから来たのか、想いを馳せながら、
ひとつひとつ拾っています。

鉱石

壱岐の島から集めた、色とりどりな綺麗な石たち、
デザイナー自ら採取しています。
石ひとつ1つにまったく異なる世界感があり、どれも美しいです。
光に透かすとほんの少しだけ中の世界が覗けるのですが、
このもどかしさが制作過程の大きな面白さでもあります。
予想とは違った石の世界にはいつも驚かされるばかりです。
着色料は仕様せず、天然のままの色を大事にしています。
鉱石は、瑪瑙やジャスパー、岩石は砂岩などを使用しています。

牡蠣殻の釉薬

捨てられてしまう牡蠣殻を粉砕し、焼き物にかける釉薬を開発しています。
手作りの温かみもあわさって、味わい深いシリーズとなりました。
壱岐の島の障がい者共同受注センター「壱岐國の里」の皆様にご協力頂き作成しています。

オーガニック和綿(2022ラインナップ予定)

雨をさけて下向きに綿をつける和綿。昭和の初めまでは壱岐でも沢山の和綿が栽培されていました。
この和綿を復活させたいという思いで、現在進行段階!まさにこれからのマテリアルです。
壱岐のオーガニック農園「未来派カゾク農園」さんとのコラボを予定しています。

廃材(現在調整中)

壱岐の島から出た廃材。
多種多様な色や形、丁寧に整え直し、
斬新なグラフィティをほどこしました。
生まれ変わった廃材は、あらたな空気を纏います。
エシカルはナチュラルテイストだけじゃない!
ファッションを楽しむことの内側に、
いつか当たり前のように存在していてほしいなという
メッセージを形にしました。

素材について

このように、kikiricoで使用している主な素材には、定まった形がありません。
一つ一つが、雨粒や、波の形、木の年輪のように、
同じようであってひとつとして同じでは無く、
その瞬間瞬間の出会いを感じられるアクセサリーとなっています。
そして時に、スパイスとして人工物を取り入れる事で、
調和した心地よいバランス感を表現しています。
kikiricoは、自然物と人工物それぞれに美しいと考えます。
その比重のバランス感を保てる事が調和だと考えています。